●挫折以上に怖いのは満足

「日本は平和であるから、失敗してもそこで満足出来る状況を作ろうとする傾向がある。
よくスポーツ番組の司会者などが「負けたけどよくやった」という言葉を口にする。

実はこれは一番恐い事である。
マスコミが選手を悲劇のヒーローのようにもてはやし、選手を駄目にする原因の一つ になっている。
外国では「国を代表して行ってるんだから負けたら帰って来るな」と
厳しいことを言われる国まであるらしい。
だからこそ絶対に負けられないという執念が勝利へと繋がるのかも知れない。

例え全国大会出場、入賞などの実績があったとしてもオリンピックのレベルには到底達しない。
上を目指す人がそこであって良いわけがない。
もし満足してしまったらそこがその人のゴールになってしまう。
ゴールの先はない。
自分の中でゴールの線引きをしてはいけない。
満足しているからといって成功しているとは限らないから怖いのである」と柳田は語る。


満足している気持ちが長ければ長い程人間は何もしない。
それは先へ進む気持ちが無くなってしまう事であり、次の選択を拒否している事になる。

挫折というものには先がある。
自分の悪かった点を確認出来る。だから次に進める、選択がある。
勿論、挫折が良いと言っているわけではない。
その先があると信じて進んで行けるのであれば、挫折など大した問題ではないと言う事だ。

挫折した時にラインを引いてそこが終わりだと思わない限り、道は続くのである。