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ここでは自分が長年(?)の夢だったプロマジシャンになるまでのエピソードを簡単ではありますが、
ご紹介したいと思います。
〜マジックを始めたきっかけ〜
小学校3年生の時、母がチャンネル設定を間違ってビデオ録画をしてしまい、
偶然それに映っていたのがマジックの番組でした。
好奇心旺盛な性格だったため、一目見ただけで魅力を感じ、
自分も不思議な現象を起こしたいと思うようになりました。
この出来事が自分の人生を狂わせたわけですね(笑)
それからというものの、おもちゃ屋で簡単なマジック道具を買ったり、
本を買ったりして友達に見せては練習し、その繰り返しの毎日となりました。
そしていつの日か「マジシャンになりたい」と思うようになったのです。
〜就職活動〜
高校では野球部に所属し、甲子園を目指してグランドでボールを追いかける日々でした。
そんな自分も高校3年生になり、周りの友達は受験勉強や就職活動で大忙し・・・。
自分の場合は高校卒業と同時にプロマジシャンになりたいと思っていたため、
大学進学を全く考えていませんでした。
マジシャンになるにはどうしたらいいかと考えた結果、
まずはマジック用品の実演販売を経験する事から始めようと思いました。
しかし、学校に来る会社紹介の資料に「マジックの実演販売員募集」なんてものが、
あるわけがありません。
そこで自分は独自で動こうと決心しました。
家にパソコンが無かったため、インターネットカフェに通い東京にあるマジックショップをリストアップ。
実演がやってそうなお店を実際に見に行こうと思ったのです。
学校は休みの期間に入り、東京行きのチケットを買って、いざリサーチの旅へ。
新幹線で約2時間半、わくわくした気持ちで上京。2泊3日の就職活動が始まりました。
マジックショップをいくつか視察してまわりましたが、予定していた時間が余ってしまいました。
どうしようと悩んだ結果、東急ハンズで時間を潰そうと思ったのです。
行ってみた所、なんとマジックの実演をやっているではありませんか!
まさか東急ハンズでやっているとは思いもよらなかったので驚きました。
しかもお客さんがディーラーを囲み、
目を輝かせている光景は自分の理想としていた仕事場とピタリと一致し、
「ここだ!!」と思いました。
そこで若き天才マジシャン、いとう広樹さんと出会ったわけです。
実演をしたいと伝えた(訴えた?)ところ、「僕に言われてもしょうがないから事務所に
電話して聞いてみるよ」と、ちょっと困惑気味。
「明日、先輩のマジシャンが入るからもう一度来るように」
と伝えられました。
次の日、早速行ってみると今度はキャッスルメンバーであるスター田中さんが
実演を行なっていて、そこで「実演に入るにはどうしたらいいか」を相談したとこ
ろ、マジック合宿などのイベントに積極的に参加して、近い存在になる必要があるとのアドバイス。
そして社長である柳田さんとお会いし、直接話をする事を薦められました。
しかし、その日は帰らなければならなかったため、しばらく実演を見た後、仙台に帰る事となりました。
〜〜親との格闘?〜〜
実家に帰った自分はすぐさま親に結果を報告し、箱根マジック合宿に参加したいとお願いしました。
すると「合宿に参加すれば必ず就職出来るという確証は無い」と、言われました。
しかし、そんな言葉にめげる自分ではありません(笑)
「合宿に参加する事は就職するための充分条件ではないけど必要条件ではあるよ。
応援してくれてるんじゃなかったの?」と説得。
親もやっと納得してくれたようで11月箱根マジック合宿参加決定!
その事をウィザードイン事務所に連絡すると喜んでくれました。
〜〜念願のマジック合宿参加〜〜
前回の就職活動から約1か月。とうとう運命の(?)合宿の日がやってきました。
仙台から新幹線で東京まで。
そして池袋から先輩マジシャンの車で箱根へ出発。約2時間で旅館に着き、
みんなが既に集まっている部屋へ。
マジック談義で盛り上がっている輪の中心に社長の姿がありました。
周りの人達が社長の話す言葉に集中している光景が印象的でした。
社長はこちらに気付くとニッコリと笑顔で出迎えてくれました。
これが柳田さんとの出会いでした。合宿は2泊3日。
その中で沢山のコミュニケーションがとれるようにしました。
講義では見た事もない新しいマジックや理論を教わり、温泉では皆でマジックトーク。
就職活動という事も忘れ、楽しい時間を過ごしました。
帰り際、柳田さんから「次は履歴書と内申書を持ってくるように」と言われました。
〜〜マジック大会〜〜
それから2ヶ月。いつも通りマジックの練習をしていると、突然スター田中さんから電話が・・・。
「マジックの大会があるんだけど・・・良かったら参加しない?」
「え?大会??」
「そう、もし君がウィザードインに入りたいなら、
大会を通してマジックの実力を見てもらうのが先決な事だと思うし、
さらに重要なのは参加する積極性をアピールする事だと思うよ・・・」
「出ます。大会に参加させて下さい」・・・決断は早かった(笑)
それからはルーティーン作りと新幹線とチケット予約(中々とれなかった・・・泣)
大会までの期間は1週間無かったと思います。
一通りの準備を終え、今度は履歴書を持ってまたしても東京へ・・・。
結果は見事に予選敗退!!当たり前か・・・。
改めてプロの実力の凄さと大会のレベルの高さを痛感しました。
まあ履歴書を柳田さんに渡したのでその日はOKでしょう。
〜〜面接〜〜
2日間にわたって行なわれた大会が終わって次の日。
この日は東京にいられる最終日です。
柳田さんに渋谷の事務所に来るように言われました。
案内されたのは事務所のビルの地下にあるコーヒーショップ。
そこで面接は行なわれました。
話は主に東京に来てからの生活をどうするかという事。
一通りの話が終わると、丁度帰りの新幹線の時間になりました。
〜〜就職決定〜
仙台に帰って数日、実家と高校にUSウィザードインから内定通知が届きました。
こうして念願のウィザードイン所属が決まり、プロマジシャンとしての仕事を始める事となりました。
そして2003年4月1日、希望通り池袋東急ハンズにて初仕事。
新しい人生の一歩がスタートしたのです。 |
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